機関車といえば蒸気とディーゼルでしょ

鉄道と鉄道模型のほんず


十和田観光電鉄、3市町村から支援できないと伝えられた

東奥日報 Web版 2011/10/03(月)によりますと、十和田観光電鉄(本社・
十和田市)の鉄道事業に対する財政支援案へ、3市町村(十和田市、三
沢市、六戸町)が支援に応じる事は出来ないと伝えたそうだ。

今後10年間で約5億2千万円全額の支援は出来ない、鉄道を廃止した場合
の代替案で利用者の足を確保せよと。

何気に見え隠れする、行政側の思惑。バスへ移行することで、道路整備、
バスの発着所建築等の事業(特需)が生まれ、関係各所にお金が落ちる。

何故、利用者や沿線住民の思いや意思が彼らには届かないのだろうか。
何故、そんな人々を議員として当選させたのか。

有権者を責めても始まらない。なんとか、沿線住民の足でもあり、観光の
目玉でもある鉄道を温存させる事は出来ないものか。

 

<<2011/10/05追記>>
観光の目玉と書いたが、ちょっと大げさな表現でした。十和田は、三沢方
面からやってくる観光客の玄関口なので、バスでは大量輸送に支障が出る
のですよ。と言っても新幹線開通した為、三沢から来る観光客は減るもの
と思われます。もう無理なんでしょうか。

<<2011/10/11追記>>
出かけてて投稿できませんでしたので、今追記します。2011/10/08 陸奥新
報が報じていました。2011/10/07 十和田観光鉄道は、十和田市の本社で臨
時取締役会を開き、鉄道の存廃に対する方針を決定。白石社長は「結論は
11日に開く十和田観光鉄道活性化協議会で公にする」として存廃の明言を
避けた。しかし、事業存続の条件としていた沿線2市1町からの財政支援を
断られており、同社関係者曰く「廃止の流れが覆る条件はない」と、鉄道
事業からの撤退を示唆したそうだ。十和田市三沢市間14.7キロを結ぶ鉄
道は、来年4月以降、路線バス運行となる模様。残念です。なぜ、大手鉄道
会社は航空旅客輸送事業と張り合うのか。早い・安いの航空旅客輸送事業
勝つ為には、安全・安価・目的地まで確実に運ぶ事で勝つしか無いはずなの
に。ゆっくりでもいいじゃないですか。ゆっくり旅を楽しみたい人もいます。
鉄道が生活の足という人もいます。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」
なんて、コピーも昔ありましたね。そのまま、今の日本に送りたい言葉です。
国も地方も何かが間違っている。このままでは、大都市以外は過疎が進み、
地方の空洞化が待っているのではないでしょうか。
皆さんは、どう思われますか?

<<2011/10/11 再追記>>
2011/10/11 陸奥新報Web版によりますと、本日十和田観光鉄道(本社・十
和田市)の白石社長は、本年度を以て鉄道事業を廃止する旨を正式に発表。
来年04/01より、同社路線バスへ切り替わるとの事。
本当に悔しい。残念です。